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楽曲分析

楽曲のコード・スケールやメロディーについてのアナライズ

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楽曲のコード・スケールやメロディーについてのアナライズ

新刊のお知らせ:ケルト音楽研究本を執筆しました

ケルト音楽のメロディー1 音階と旋律法

この度ケルト音楽の音階構造・旋律法についての研究本を執筆・刊行しました。アイルランドやスコットランドを始めとしたケルト系民族の伝統音楽を、旋律法や民族音楽学の視点から分析する音楽研究本です。

他のヨーロッパ地域や日本を含むアジアの音楽との比較にも紙面を割きました。幅広い視点から改めて音階やメロディーという概念を捉えるきっかけになればと思います。

本の詳細はこちらの特設サイトから:
☘️ ケルト音楽のメロディー1 音階と旋律法 | 特設サイト

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坂本真綾&菅野よう子『プラチナ』―転調のテクニックとオシャレなコード進行―

カードキャプターさくら第3期のさくらカード編OPテーマ『プラチナ』。作曲・編曲は菅野よう子さんで、ファンにはおなじみの坂本真綾&菅野よう子タッグの曲です。

過去には作曲家の田中公平さんがTV番組でこの曲を分析・解説していたりと同業者からも一目置かれる曲です。

Aメロで行ったり来たりする短3度の転調や、Bメロの長2度転調x2でサビでは長3度上になっていたりと、この鮮やかな転調のテクニックを中心に分析してみたいと思います。

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坂本真綾『CLEAR』―キャッチーなメロディーと飽きさせないコード進行―

『カードキャプターさくら クリアカード編』のOPテーマ、坂本真綾『CLEAR』

作曲はいきものがかりのリーダーでもある水野良樹さん、編曲はライブサポートやキーボード演奏で坂本真綾さんの作品に関わることも多い河野伸さんです。

以前放送されたさくらカード編のOPテーマ『プラチナ』を思い起こさせるコード進行が曲のところどころに混ざっていたりと、前作を知るファンにとってはどこか共通するものを感じるかもしれません。

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7sus4コードの使い方 ―坂本真綾「幸せについて私が知っている5つの方法」を例に―

TVアニメ「幸腹グラフィティ」のオープニングテーマ、坂本真綾「幸せについて私が知っている5つの方法」

使われるコード自体は全体的にシンプルですが、イントロの平行移動が連続する進行や、Aメロ・Bメロ・サビと次々に転調していく独特の浮遊感が印象的です。

今回はこの曲に何度も出てくる7sus4コードに注目してみます。ドミナント的でもサブドミナント的でもある曖昧な性質から平行移動で進行させたり、転調に使われたりと独特な使い方がされるコードです。

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坂本真綾『Be mine!』コード進行分析 (2) ―転調のテクニック―

TVアニメ「世界征服~謀略のズヴィズダー~」のOPテーマ、坂本真綾「Be mine!」。前回はサビ頭の強烈なコードを中心に8小節を分析しました。

サビのメロディーは基本的にキーF♯の範囲に収まっていましたが、A・Bメロとなるとほぼ2小節ごとに転調を繰り返す、かなり攻めたコード進行です。

今回はこの目まぐるしく調が変わるA・Bメロについて、転調を自然に聞かせるためのコードとメロディーの工夫に注目しながら詳しく分析してみます。

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坂本真綾『Be mine!』コード進行分析 (1) ―テンションを使ったオンコード―

TVアニメ「世界征服~謀略のズヴィズダー~」のOPテーマ坂本真綾「Be mine!」

作曲はthe band apartで、Aメロ・Bメロで次々と繰り出される転調や、イントロとサビの頭に出てくるかなり強烈なコードがとても印象的です。

今回は前編としてサビから前半8小節部分を分析しつつ、分数augを含むテンションノートを利用した特徴的なオンコードとメロディーの関係について詳しく見ていきたいと思います。

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