Category

民族音楽学

世界のさまざまな民族の音楽に関する話題、音階・リズムなど音楽構造の比較分析

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【新刊のお知らせ】ケルト音楽のメロディー1 音階と旋律法

ケルト音楽のメロディー1 音階と旋律法

この度ケルト音楽の音階構造・旋律法についての研究本を執筆・刊行しました。アイルランドやスコットランドを始めとしたケルト系民族の伝統音楽を、旋律法や民族音楽学の視点から分析する音楽研究本です。

他のヨーロッパ地域や日本を含むアジアの音楽との比較にも紙面を割きました。幅広い視点から改めて音階やメロディーという概念を捉えるきっかけになればと思います。

本の詳細はこちらの特設サイトから:
ケルト音楽のメロディー1 音階と旋律法 | 特設サイト

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無印良品『BGM』―現地で活躍する音楽家による民族音楽が手軽に聞けるシリーズ―

無印良品で流すためだけに現地に出向いて演奏家を手配・レコーディングするという気合の入った無印良品オリジナルのBGMです。

アルバムごとにその地域の音楽に通じたコーディネーターの人が関わり、現地で活躍する若手や一流のアーティストを呼んでいます。詳しい人が見れば「このアーティストも!?」とビックリしてしまうような顔ぶれになっています。

今のシリーズは2番から始まり2021年に26ポーランド編も加わって合計で25作もの超大作になりました。「民族音楽に興味があるけど何から聞いたらいいか分からない」という人にもオススメです。

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ケルト音楽とは?―楽器・歌と音楽の特徴―

ケルト音楽とは?―使われる楽器・音楽の特徴―

ケルト音楽(Celtic music)とは、今でもケルト語や関連する文化を残すケルト系民族の音楽、あるいはそうした人々の住む国や地域であるケルト文化圏の音楽です。

代表的な国や地域にはスコットランド、アイルランド、マン島、ウェールズ、コーンウォール、ブルターニュの6地域と、イベリア半島北西のガリシア周辺の地域が含まれます。

ケルト系の少数言語を守る取り組みの一環として、ケルト音楽祭と同時に地域固有の言語や伝統文化を学ぶワークショップを開くイベントは「国際ケルトフェスティバル」へと成長します。近年こうしたイベントが開かれる機会もさらに増えるなど取り組みが進んでいます。

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